代々木国立競技場内レリーフ


 公共建築物に日本人の美意識を取り入れようという動きがあらわれてきた1960年代頃、北木石は公共彫刻・モニュメントとしても、その魅力を早くから発揮している。代々木国立競技場内部の回廊の壁面を飾るレリーフ(石彫)は、人間と環境とのつながりを大切に考え始めた、象徴的存在でもある。

 石の持つしっとりとした肌合いと、冷厳とも言える微妙な艶と光具合が、近代の芸術感覚をうまく刺激したようだ。

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